第百二十八戦 視えるものだけが全てじゃない

日本独自の文化の１つにそれはある。
江戸を絶頂期とし、時間の流れや科学の進歩と共に薄れていったが、
その存在は深い部分に根強く残っている。



―妖怪

我が家の辞書を引いてみると『化け物』としか書かれていませんでした。
辞書によってその内容は異なりますが、
現代の人にとって妖怪とは化け物以上の意味を持つ人は少ないでしょう。
しかし、八百万・九十九このような大量の化け物を生み出したのは日本人です。
頭で理解できないことを化け物のせいにする。
江戸の人々にとって毎日が摩訶不思議。
小さなものから大きなものまで、それはもう不安なことで溢れていたのでしょう。

科学が進歩した今日、
昔は証明出来なかったものも今は常識として知られています。
そんな中、妖怪という存在は当然のように消えていきました。

ですが、よく思い出してみて下さい。
子どもの頃、不思議に思ったことが誰でも１つはあったはずです。
子どもというのは純粋で、まだ理論付けて物事を考える事を知りません。
大人になればなるほど身体が無理やりこじつけ、思い込もうとするのです。
だから彼らの存在を見逃してしまう。

驚く事に、現在でも通用する妖怪も多数いるのです。

妖怪と他のオカルトとの最大の違いは、
日本人の何気ない日常から生まれてきたという所です。 
よく観察してみれば、どうってことのない可愛い奴らなのです。





ここまでで解るように僕は妖怪が大好きです。
西遊記(最遊記)が好きということにも少なからず関係しています。
これから少しずつですが妖怪について語っていきたいな、
ついでに僕の妄想も吐き出したいな、と考えております。
うっかりハマっちゃわないようお気をつけ下さい(笑